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謎すぎた魚“ドロソーマ”

普段と話は変わりますが、本日テレビを観ていて『は?』 と思ったのでゾンビワニについての話を少し掘り下げてみましょうかね〜。

ゾンビワニこと生きながらに死んだ様に動かないワニ達、 その原因はなんとビタミン不足!ビタミン欠乏症による脳の機能低下で動けなくなっていました。 原因は“ドロソーマ”という魚を食べ続けていた事。

この"ドロソーマ"という魚、日本語では中々ヒットしませんでした…。 なので英名も調べてみました。

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ドロソーマ(Dorosoma cepedianum)ことアメリカンギザードシャッド( American gizzard shad)はチアミン(ビタミンBt)を分解する酵素チアミナーゼ” を含んでいる為、ワニはチアミン欠乏症を伴う神経障害を引き起こし、ほぼ動かない状態になり水面へ浮かんでいたそうです。

フロリダ州グリフィン湖でのドロソーマ繁殖の原因は、人間が川へ流した肥料や生活排水による水の富栄養化有機成分による藻類の増加によりアオコが発生(水面を大繁殖した藻類が覆ってしまう現象)→死んだ藻類が分解される際酸素を消費する為、溶存酸素量が低下し水は酸欠に→次々と水中の魚が酸欠に陥入り死滅、それを餌としていた大型魚も死滅→酸素の消費量が少なく天敵のいなくなったドロソーマばかりが繁殖した→ワニはドロソーマを食べるしかなくなった

とうい経緯だそうです。つまり人間のせいで(近代化に伴う生活排水の増加により)ワニはゾンビになってしまったんですね😞